今日の隊集会は父の日プログラムとして、いつもお世話になっているお礼に、お父さんお母さんの靴を磨きました。
ビーバー隊の隊長であると同時に、優れた靴磨きテクニックを持つ隊長から、丁寧な靴磨きテクニックを伝授されます。皆、真剣な眼差しです。
古いクリームを落とし、新しいクリームを塗り込み、最後にブラシで磨きます。
靴がピカピカになったところで、
「自分の事は自分ですることが大切です」
「仕事に卑しい仕事などない、皆社会の為に役に立っているんです」
と、言った教えを含んだリンカーンの逸話を、保護者のお父さんがミニお芝居を交えて楽しく披露して下さいました。
このようなお話、スカウト達も真剣に耳を傾けておりました。
『ある日、アブラハム・リンカーン大統領が官邸の玄関先で自分の靴を磨いていた。
それを見た秘書ジェイムズが驚いて言った。
「閣下、いったい何をなさっているのですか?」
「何をしてるかって?靴磨きだが。」
「一国の大統領が、卑しい人のように自分で靴をお磨きになるなど、あってはならないことです。」
すると大統領はこう答えた。
「ジェイムズ君、自分の靴を自分の手で磨くのは当たり前のことだよ。何故、間違ってると思うのかね?
それに、靴を磨くことは卑しい人のすることと君は言ったが、それは間違った考え方だ。
大統領も靴磨き屋も、同じ社会のために働いているのだから。』